外部専門家監事を管理組合に提案するに至った背景・きっかけ、課題
当社が受託しているマンションは投資型分譲マンションが多いので、監事となられた区分所有者が売却されて監事が不足することもあり、管理組合の中だけで監事機能を安定して回すのが難しいケースが出てきていました。
そこに加えて、マンション管理適正化法の改正をきっかけに、当社がこれまでのように管理組合の印鑑をお預かりして保管する運用が取りづらくなったことも大きな転機でした。印鑑の扱いは、管理の信頼性に直結する一方で、現実には「誰がどう安全に保管し、どう使うか」を組合だけで設計・運用するのは簡単ではありません。
だからこそ、印鑑まわりも含めて、チェック機能と運用体制をセットで整える必要があると感じ、外部専門家監事の導入を検討することとしました。
候補先を検討する際に、yacneeを選定した経緯
外部専門家監事の候補を検討するうえで重視した条件は以下になります。
- 管理組合の印鑑の保管・使用について、設備面(ハード)と運用面(ソフト)がセットで整っていること
- 特定の士業・人に頼りきりにならずに続けられること
- これからのデジタル対応にも対応できること
これらを明確にすることが、区分所有者の方にも安心していただきやすいと考えました。
マンション管理士や監査法人などにお話しをうかがう中で、監査の進め方や利益相反チェックの形が整理されているほか、
改正マンション管理適正化法への対応に関する情報も整理されていて、管理会社・管理組合の双方が進めやすいと感じたのがyacneeさんです。2025年12月から順次ご提案を始め、総会でも前向きに受け止めていただき、ほとんどの組合で承認可決されています。
選定のポイント
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- 印鑑保管の設備が整っている
- →印鑑を保管するセキュリティールームがあり、明確な保管方法がある
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- 印鑑使用のルールが分かりやすい(施行規則にも準拠している)
- →使う場面や手順などの基準が整っていて、担当者によってブレにくい
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- 会計監査だけでなく業務監査もできるだけでなく、相談できる幅が広い
- →必要に応じて、会計士・弁護士・マンション管理士など専門家の意見も確認できる
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- コスト面でも導入しやすい
- →会計監査業務のみの受託と比べても、一般的な料金より安価で管理組合様の負担が少ない
また、当社はデジタル化を進めているのですが、その方針に合わせていただける点も助かっています。
例えば、クラウドで管理組合資料を共有しながら進められたり、必要に応じてオンラインで打合せができたり、手続き面でも電子署名を活用できたりするので、遠方オーナーが多いマンションでも実務が滞りにくいと感じています。
導入してみた現段階の感想
外部専門家監事が入ることで、管理組合として「きちんとチェックできる体制がある」ことを示しやすくなり、安心感につながっていると感じます。当社としても、印鑑を含めた運用ルールや記録の整え方がよりクリアになり、区分所有者の方への説明がしやすくなりました。
今後yacneeに期待すること
全国で高経年マンションが増え、マンションに関連する法令やガイドラインが頻繁に改正されています。管理会社も管理組合も法改正に合わせて実務面を変化させないといけないので、一緒に整えていけることを期待しています。