フィジー共和国においてAI水道メーター検針アプリ「SNAPPY」の実証運用を開始
JICAおよびフィジー上下水道公社(WAF)と連携し、水道DXによる無収水削減を推進
株式会社yacneeの関連会社である株式会社ネオス(本社:福岡県福岡市、代表取締役:稲田哲将)は、2026年6月19日、独立行政法人国際協力機構(JICA)およびフィジー共和国の水道事業者Water Authority of Fiji(WAF)との三者間における調印式を、フィジー・スバのWAF本部にて開催し、AI水道メーター検針アプリ「SNAPPY」の実証運用を正式に開始いたしました。
本プロジェクトは、JICA「中小企業・SDGsビジネス支援事業(JICA Biz)」の一環として実施するもので、フィジーにおける水道事業のデジタル化と無収水(Non-Revenue Water)の削減を目指しています。

フィジーが抱える水道事業の課題
フィジーでは、水道メーター検針業務の多くが手作業で行われており、検針ミスや請求データの誤入力が課題となっています。また、水道料金として回収できていない「無収水率」が約29%と高い水準にあり、水道事業の収益性や持続可能なインフラ投資に大きな影響を与えています。
ネオスは2024年度にJICAの支援のもと実施したニーズ確認調査を通じて、現地の課題や導入ニーズを把握し、今回の実証事業へと発展しました。
「SNAPPY」で検針業務をDX
「SNAPPY」は、スマートフォンとAI画像認識技術を活用した水道メーター検針アプリです。
メーターを撮影するだけで数値を自動認識し、検針からデータ管理、請求業務までを効率化します。専用端末を必要とせず、既存のスマートフォンを活用できるため、低コストかつ迅速な導入が可能です。
本実証では、
- 現地業務に合わせたシステムの最適化
- AI認識精度の検証
- 検針業務の効率化効果の測定
- 請求業務の正確性向上
- 既存システムとの連携検証
などを実施し、フィジーにおける本格導入に向けた評価を行います。

フィジー・日本連携による新たな挑戦
今回の調印式では、WAF、JICA Fiji Office、ネオスの三者が協力し、フィジーの水道サービスの近代化に向けて取り組むことを確認しました。WAFは、本プロジェクトを同公社のデジタルトランスフォーメーション推進における重要なマイルストーンと位置付けており、AIやデジタル技術を活用した検針精度向上と業務効率化に期待を寄せています。
今後の展望
ネオスは、本プロジェクトを通じてフィジー国内での事業化を目指すとともに、太平洋島嶼国地域への展開も視野に入れています。フィジーでの成果を基盤として、サモアやトンガなど周辺国における水道DXや無収水削減への貢献を目指してまいります
yacneeおよびネオスは、「ITで社会課題を解決する」という理念のもと、デジタル技術を活用した持続可能な社会づくりに取り組んでまいります。